賃金構造基本統計調査は、統計法に基づく基幹統計「賃金構造基本統計」の作成を目的とする統計調査であり、主要産業に雇用される労働者について、その賃金の実態を労働者の雇用形態、就業形態、職種、性、年齢、学歴、勤続年数、経験年数別等に明らかにするものです。

調査結果によりますと、一般労働者(短時間労働者以外の労働者)の賃金(月額)は、男女計 304,000 円(前年比 1.5%増)、男性 335,100 円(同1.7%増)、女性242,000 円(同1.7%増) で、それぞれ前年を上回り女性の賃金は過去最高となっています。男女間賃金格差(男性=100)は過 去最小となった前年と同水準の 72.2となっています。

また、 企業規模別にみると、男性は、大企業(常用労働者 1,000人以上) 387,700円(前年比1.5%増)、 中企業(常用労働者 100~999 人) 320,300円(同 2.6%増)、小企業(常用労働者 10~99 人)288,500 円(同0.9%増)、女性は、大企業 268,400円(同 1.2%増)、中企業240,400円(同2.8%増)、 小企業 216,400円(同0.8%増)となっています。

労働者の雇用形態、就業形態、職種、性、年齢、学歴、勤続年数、経験年数別等により、様々な分析がなされており、非常に参考になります。

平成27年賃金構造基本統計調査 結果の概況