9月15日「平成27年版労働経済の分析」(通称「労働経済白書」)が公表されました。「労働経済白書」は、雇用、賃金、労働時間、勤労者家計などの現状や課題について、統計データを活用して経済学的に分析する報告書です。平成27年版では、我が国の経済活力を維持・向上させていくためには、労働力の減少という経済の供給制約の克服と、持続的な賃金の上昇を可能とするための取組が必要という観点から、経済再生に向けた我が国の課題、より効率的な働き方の実現などについて分析がなされています。
第3章「より効率的な働き方の実現に向けて」では、第2節で長時間労働の原因について、企業側・労働者側双方の視点から詳細な分析がなされており、非常に参考になります。