組織文化と当事務所の特色について
当事務所は、労働・社会保険等の煩雑な申請書類の作成や手続きの代行業務を確実に行うと同時に、併せて貴社の成長のための「組織の活性化」をお手伝いいたします。
これだけでは他の社労士事務所さんも同様のことを言っているかもしれません。
では、当事務所の「違い」は何かと申しますと、「お客様である社長さんや経営者の方の話を正確に聴ける」ということです。
そんなことは社会人として当たり前の話ではないか、と言われるかもしれません。
しかし、何か問題を解決するために話を聴くことは、その内容を的確に理解する必要があり、簡単ではありません。特に組織の活性化といった問題の場合はなおさらです。なぜなら、現実の企業には様々な組織文化があるからです。
組織文化は、組織を構成する人々の間で共有される価値や信念、習慣化された行動から成り立っています。組織は複数の人間から成る、このことは世界中どこでも共通の事実です。しかし、組織文化はそれぞれの組織によって大きく異なる、というのが様々な組織に所属した私の経験上の結論です。
例えば、社員個人の営業成績を重視し、社員同士の競争こそ企業の成長の源であるといった組織文化があります。反対に、個人の競争ではなくチームワークこそが企業を成長に導く、といった組織文化もあります。
組織文化が大きく異なる以上、社長さんや経営者の方から伺う現実の問題の話は、聴き手の組織に対する考え方によって、その把握される内容が大きく異なってきます。上の例で言えば、個人の競争こそ活力の源であると信じている聴き手が、チームワークを重んずる企業の問題点を把握する場合、同じ事実の話でもその理解の仕方にズレが生じてしまいます。お客様の話を聴くためには、聴き手がお客様の企業の組織文化を常に意識しなければならないと私共は考えます。
当事務所は、対照的な組織文化での豊富な実務経験を基に業務を遂行してまいります。そのために、様々な組織文化に対応してきめ細かく問題点を把握する手法を備えようと、応用力を強化するため実務経験の理論化に努めてまいりました。その成果を踏まえ、お客様の企業の個性を把握しながら、お客様のニーズに合わせた的確な情報を提供してまいりたいと考えております。
なお、実務経験の理論化の一部は「社会と組織の哲学」という和田徹也個人のホームページで公開しております。
具体的にはどのように業務を行うのですか?
社会保険労務士は、人事労務の専門家として認められた国家資格です。労働社会保険諸法令に基づき申請書を作成し、その提出に関する手続きを代わってすること、申請等に関する主張や陳述の代理することは、社会保険労務士以外の人が行うことはできません。
ご承知のとおり、これら労働社会保険関係の申請に関する手続きは、煩雑で非常に手間がかかります。そこでまず、この業務の受託を主な内容とする顧問契約の締結をお願いさせていただいております。これにより事業主様は時間を節約し、本業に専念することができます。また、これらの業務を行う従業員を雇うことはその人件費だけでも相当な額になりますが、私共の契約代金は、社員数10人の企業であれば月に3万円です。その意味で経費の節約にもなると考えております。
労働社会保険関係の受託業務を行うため、お客様の事業所とは頻繁に連絡を取り合い、事業所にお伺いすることになります。その際、事業主様、総務人事のご担当者様と業務の打ち合わせをさせていただく中で、人事労務の様々な問題点、疑問点をお聴きし、的確な情報提供を行っていきたいと考えております。ここで、先ほど申し上げた当事務所の「違い」の出番となるわけです。お客様の企業の個性を把握し、事業主様の意向を正確に理解し、期待に応える提案を行ってまいります。
緊急の問題が生じた場合は即座に事業所にお伺いし、迅速な問題解決を図ります。また、就業規則の作成や人事制度の構築等、顧問契約とは別個の業務についても、私自身の今までの対照的な組織文化での実務経験を活かした手法に基づき、全力で取り組まさせていただきます。
当事務所は顧問先の企業様に対しまして、労働・社会保険等の代行業務を確実に行うと同時に、社長さんや経営者の方の話を正確にお聴きし、組織活性化のための有益な情報を常に提供してまいります。「使えて頼れる社労士」を目指しております。ぜひ当事務所にご連絡ください。